哺乳類はこれから先どこに向かうのだろうか?2億年前の祖先を振り返ってみた
ゴールデンウィークも「あっ」と言う間に過ぎてしまいました。1週間の休みと聞くといろんなことがやれそうな気もしますが、どうしてもダラダラと過ごしてしまい大した事はあまり出来ないの人もいたと思われます。
自分もそうですが
シニアブロガーこと@kenkazu2です。
さて、そのゴールデンウィーク中にテレビ番組で、私には興味深い番組が3日間にわたり放映されていた。
その番組は「我らほ乳類 2億2000万年の戦い」と言う番組で数年前に放映されて再放送だが個人的にはいい勉強になったので少しまとめてみた。
恐竜が出初めの頃の哺乳類
最古の化石として残っている哺乳類起源の名前を皆さんご存知だろうか?
今地球上では哺乳類が「王」として君臨しているが、2億5000万年の名前は「アデロバシレウス」と言うらしい、名前の由来は
「目立たない王」
体長10センチほどの小動物(ねずみ?)であった。たしかに両生類や爬虫類、恐竜がいた時代に体長10センチほどの生き物は目立たないであろう
主に夜行性で小型の昆虫などを食べていたらしい。こんな動物が哺乳類の人間の祖先と思えないですよね。
まだこの頃は、胎盤で育てるのではなく卵を産み育てていたようである。
恐竜全盛期の哺乳類
約1億5000万年前恐竜が全盛期の頃の呼び名は、「エオマイア」と呼ぶ。これもまた、ネズミのような生き物でアデロバシレウスと同じように夜行性で小型の昆虫を食べていたようだ。
エオマイア(黎明期の母)
体長などは変わらないが、ただ進化の過程で、聴覚や大脳新皮質を進化させていったようだ。また、この頃から胎盤で子供を育てて生んでいたようです。
これにより恐竜から襲われても卵を食べられずにすみ一緒に逃げることができていたようです。しかし、お腹の中に赤ちゃんを抱えているため動きは鈍く命を落とす時は同じ運命だったと言う。
アデロバシレウスからエオマイアまで1億年と言う歳月をかけても、進化はたったこれだけのものだった。
恐竜絶滅前後の哺乳類
恐竜が絶滅寸前から絶滅後までの哺乳類は、「キモレステス」と呼ばれている。
見た目は、アデロバシレウスやエオマイアとは全く変わらなく小さい生き物だった。この小ささゆえ恐竜絶滅後生き延びたと言われている。
エオマイアと呼ばれていた時代に、火星の外側にある小惑星帯の一部が衝突してその破片が1億年後の地球に来て恐竜を絶滅させたのが定説である。
おそらく体が小さいがゆえに、安全な地下に隠れる場所も多く生き延び、また外の環境に左右されない体内で赤ちゃんを育てていくことが出来たので、その後の哺乳類の繁栄につながったと言われている。
恐竜絶滅後も地上の王になれなかった哺乳類
恐竜絶滅したあと約5000万年前〜4000万年前に、哺乳類は多種多様に進化をしたがすぐ主力になったかと言うとそうではないらしい。地上には大型化したワニや巨鳥に怯えながら生活をしていたようだ。
その頃にいたのは、エウロポレムール(霊長類)や馬の祖先であるプロパレオテリウム。
ワニの祖先は恐竜と同じ時期登場して、2足歩行していたと言う。これには笑った。実際にワニが2足歩行している姿を思い出したからである。
巨鳥は、恐竜の生き残りで羽毛恐竜から進化?したものである。今いる鳥さんたちも恐竜の子孫である言っていた。
哺乳類同士の抗争
哺乳類の進化の過程の中で、2つの分類にわかれるらしい。それは有胎盤類と有袋類である。
有胎盤類はお腹の中で胎盤を使って育てていくのに対して、有袋類はお腹にいる時間はわずかで後は袋の中で育てる。
有袋類は、大陸が1つだった頃に南米で生息してそれが南極大陸→オーストラリア大陸移動したと考えられている。
大陸分裂後オーストラリア大陸には、有袋類が多く生息して有胎盤類は極めて少なかったらしいとも言われる。
南米が北米大陸と繋がる前は、南米では有袋類がかなり進化して今で言う縄張りを確保していたらしい。
しかし、北米大陸と南米大陸がつながった頃北米やアジア大陸で繁栄していた有胎盤類の哺乳類が進出してきて勢力を奪っていったようだ。
その背景には、育て方の違いがあったようだ。
有胎盤類はお母さんのお腹の中で胎盤を通して栄養をもらいじっくりと育って生まれてくるが、有袋類はお腹の中にいる時間が短くて、人間で言う未熟な状態で生まれてくるため脳の発達に違いがあったようである。
知能的にも有胎盤類が上であったようだ。
哺乳類(人間)のこれから
これからは私の推測と仮定だから鵜呑みにしないでほしい。
この先哺乳類が生き延びるとしたら、どんな進化が待っているだろうか?特に人間はこれから先500万年後どんな姿になっているのだろうか?そもそも生物が生きているだろうかと感じる。
自ら進んで哺乳生物を死滅させなくても、何らかの要因でいづれ地球上で絶滅しているのではないかな?
知能を持った人間だから、宇宙のどこかで地球と同じ環境の星を作り出し移住しているかも知れない。人類が生き延びるとしたらこの方法しかないだろう。
地球と言う星の環境は刻々と変化している。我々が気付かないだけで、何百万年、何千万年と言うサイクルでみると、「あっ」と言う間に変化しているに違いない。
ちなみに想像される5000万年後の人類の姿はこんな感じである。
【参考】
NHK:我ら哺乳類2億2千万年の戦い
http://messelpit.com/38/index.html
http://genkinagochan.blog.ocn.ne.jp/doranyanko/2010/08/post.html
http://www.maebashi-hs.gsn.ed.jp/tokushoku/sogo/h23_1/04.pdf
体長10~15cmの弱者たち - 生物史から、自然の摂理を読み解く
http://www.geocities.co.jp/Technopolis/9540/anothermanafterman.html